折り紙のマトリョーシカ orimato
東京ウォーカーが配信している「大人の折り紙が人気」という記事で、新宿高島屋10Fの美術画廊前アートグッズショップで発売されている折り紙のマトリョーシカなどが好評、と取り上げられていました。
新宿高島屋にはユニークな動物や滑稽な怪物、七福神やロシアの伝統人形マトリョーシカまで、思わずクスッと笑えるユーモラスな折り紙たちが大集合。たまには子供の頃に返って、無心に手を動かしてみては。【東京ウォーカー】
日本の姫だるまや七福神の入れ子のこけしをルーツとして生まれたマトリョーシカが、いかにも日本文化らしい「折り紙」というかたちで生まれ変わるというのがとてもおもしろい、と思います。
この折り紙のマトリョーシカ「オリマト」は、青山のスパイラル・マーケットや京都の恵文社一乗寺店など、こだわりの雑貨を集めたセレクト・ショップや、国立新美術館のミュージアム・ショップなどでも販売されているとのこと。
こちらの作品を手がけているのは、軸原ヨウスケさんと武田美貴さんによるデザイン・ユニット「cochae(コチャエ)」。
サイトはこちらです。
その名前の由来は、「出身地である岡山県の 伝承民謡『備前岡山太鼓唄(こちゃえ節)』から引用。『こちゃえー、こちゃえー』の節回しは天保時代に流行した俗語であり『こちらへどうぞ』『こっちはいいぞ~』など複数の意味を持つお囃子言葉」とのこと。
そんなネーミングのセンスにも、モダンなデザインと郷土の伝統的な文化のバックグラウンドを結びつける試みが感じられて、なんだかいいな、と思ってしまいました。
↓こちらの本にも、「オリマト」が紹介されてます。
- かわいいトーキョー・ハンドメイド―パリジェンヌが出会った手づくり雑貨
- 発売元: エディシォンドゥパリ
"マトリョーシカと姫だるま"
posted by 稲村光男抒情画工房