鎌倉のコケーシカのお店とマトリョーシカ博覧会




4月のある日、鎌倉へお出かけした際に、前から一度訪ねてみたいと思っていた「コケーシカ」のお店にお邪魔してきました。


長谷の駅に降り立ったのはもう夕方近く。

たしか鎌倉文学館吉屋信子記念館の近くに「コケーシカ」のお店があると何かで見た記憶があったので、もし見つけられたら立ち寄ってみたいね、と言って歩き出すと、ちょっとステキなお店を発見しました。

http://www.shiro-neko.jp/
アーティスト雑貨のお店、「shironeko」さん。
http://www.shiro-neko.jp/


おるがん社のかわいい陶豆人形が目にとまって店内にお邪魔してみると、ぼくが持っていたマトリョーシカ-姫だるまトート・バッグや葉子のマトリョーシカのペンダントを見たお店の方が、「マトリョーシカがお好きでしたら、ぜひコケーシカさんに」と言って、道順を教えて下さったばかりでなく、わざわざ電話をかけて営業時間も確認していただきました。

コケーシカのお店はその日は6時までの営業、いますぐ行けば間に合いそう、とのことで、早々に失礼してしまいましたが、「shironeko」さんへはまたできるだけ近いうちにお買い物にいきたいと思ってます。ありがとうございました!



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教えていただいた道順をたどって入り込んだ民家が連なる小径に、大きな看板もなく、うっかりすると通り過ぎてしまいそうなたたずまいの「コケーシカ」のお店を発見。


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さっぱりとした感じの建物の店内にお邪魔してみると、壁一面にたくさんのマトリョーシカこけしが並んでいるのが圧巻!店内の撮影も快く許可していただきました。


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ガラスケースの中には、「マトこけし」や「通信こけし」「郵便マトリョーシカ」などのオリジナル作品が。


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たくさんのこけしマトリョーシカ、関連グッズの数々に囲まれたほんとうに居心地のよい空間です。


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去りがたい気持ちのまま閉店の時間がせまっているのでおみやげ選び。

どれもこれも欲しくなってしまう気持ちをおさえて絞り込み、それでもデザインのステキなこけし柄の包装紙や手ぬぐい、切手を貼って郵送もできる「通信こけし」など、あれこれお買い物してしまいました。


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お店の方からご案内していただいた「第一回マトリョーシカ大博覧会」の告知はがきの内容を、こちらにも掲載させていただきます。

【第一回マトリョーシカ大博覧会】

○日時

2010年4月29日(木・祝)〜5月10日(月)

○場所

第一会場・全日本こけしコンクール・ホワイトキューブ会場
(JR新幹線白石蔵王駅前、白石市文化体育活動センター)
※5月3・4日 展示及び招待作家の実演交流会

第二会場・コケーシカ鎌倉(鎌倉市吉屋信子記念館 筋向かい)
※4月29日〜5月10日展
※5月5日 招待作家の実演交流とマトリョーシカ教室(要予約)

○内容

伝統マトリョーシカの原産地と各系統の紹介
日本の伝統こけしとロシアのマトリョーシカの日露友好文化交流
ロシアより招待作家マリア・ドミトリーさん

○後援

ロシア文化フェスティバル組織委員会・ロシアンアーツ

○協賛

ロシア連邦文化省・在日ロシア大使館・JIC旅行センター

○問合せ

伝統こけしマトリョーシカの専門店 KOKE-SHKA
営業時間 / 11:00〜18:00
営業日 / 金・土・日・月・祝日
住所 / 鎌倉市長谷 1-2-15
電話 / 0467(23)6917


ちなみに、私事ですが、この「第一回マトリョーシカ大博覧会」第一会場となる宮城県白石市はぼくの出身地です。

もうずいぶん昔のことですが、高校生の頃は毎日この街の、古城跡のある岡の上の学校へ通学していて、先生の中には「全日本こけしコンクール」の審査員を務めている方もいらっしゃったものでした。

当時はありふれていて新鮮味もない民芸品としか思っていなかった「こけし」。けれど、その轆轤を使っての製作風景や絵付けの緊張感に目を見張ったことも憶えています。

その「こけし」が、海を越えてロシアのマトリョーシカと交流を深めて、閑静な鎌倉のかたすみにこんなおしゃれなお店ができたことを、とても興味深く思っています。




"マトリョーシカと姫だるま"
posted by 稲村光男抒情画工房